ＪＧ１ＫＴＣの
｢アウト・ドア流」 キャンプで移動運用 | キャンプと言うと，学生の林間学校や移動サービス，山岳移動の際に，「テントをもって行ってやるのかな？」と， 連想する方も多いことと思います． 一昔前は，たしかににそのとおりでした． しかし近年，自動車を使った移動運用やレジャーが盛んになり，アマチュア無線の楽しみ方も，年々多種多様化して きました． ほかのレジャーとの組み合わせで楽しむというスタイルも定着してきたと言えるでしょう． また，全国的に４ＷＤやＲＶワゴンが大人気です．年を追うごとにＲＶの注目度は高まってきています． このＲＶとは，レクリエーショナル・ビークルの略で，本来はキャンピング・カーの意味のようですが，日本では， この言葉をもう少し広くとらえて，ワンボックスカー，ステーションワゴン，スーパー４ＷＤ（ジープタイプ４ＷＤ）等， 主にレジャーを目的に作らたクルマのことを指しています． このような車を利用した移動運用やオート・キャンプがいま大人気です． ＲＶキャンピングや移動運用は，いったんラゲッジ・スペース（車の後部の荷用空間）にグッズを積んでしまえば， あとは目的地でセッティングするだけなのです． 重い道具を背負って歩いたり，時間に制約のある電車に乗る必要がまったくないこと，らくに楽しめることが 魅力なのかも知れません． 
ファミリーでオートキャンプと移動運用． これが今のキャンプのスタイル．食事も楽しい 移動運用とキャンプの接点を考えてみると，夜間テントに泊まり込んで移動運用を行うスタイルや，ディ・キャンプと しての楽しみ方が多いのかも知れません． ディ・キャンプとは，日中（朝から夕方まで）に食事などを作りのんびりと過ごし楽しむキャンプで，手軽なため人気が あります． 移動運用の際に，料理材料とテーブルやバーナー，食器類を持って行って，移動運用とともに移動地でのクッキングも 楽しめます． これがアマチュア無線＋キャンピングの基本とも言えるでしょう． これだったら、家族や彼女に嫌がられることなく無線運用と一緒に皆で楽しめるというものです． 屋外でのクッキングはたいへん楽しく，また屋外で味わう料理も美味しいものです． ディ・キャンプなら，料理材料や飲料水も１回分だけ用意すればよく，水場のない，標高・眺望のよい移動ポイントでも スペースさえあれば楽しめます． キャンプ場でなければできないということではありませんので，アマチュア無線も十分に楽しめること間違いありません． これも一度行ったら，病み付きになることでしょう． ディ・キャンプはアマチュア無線をキャンプで楽しむ楽しみ方の「お手軽おすすめ品」です． ● オ ー ト ・ キ ャ ン ピ ン グ ディ・キャンプよりもう少し進んで，テントを持っての移動運用も以前にも増して盛んになっています． 最近では，いろいろな工夫をされた簡単便利なアウトドア商品（ワンタッチ式のテントなどのキャンプ用品）が多種発売されて いますので，知識や経験が特別なくても，キャンピングが手軽に楽しめます． テントやＲＶカーなどを使用しての移動サービも盛んです．窮屈な自動車のシートに座ってのオペレートに比べれば， ゆったりとしたＲＶカーやキャンピング・テーブルを使って，くつろぎながらテントを利用して楽しむオペレートのほうが 疲労度も少なくやわらぐことができます． 大自然のなか，きれいな空気を吸いながらのオペレートで身も心もリフレッシユ出来ます． 仲間と一緒に大勢で楽しむ移動運用も，いくつかのテントを使用することで，オペレート・ルーム，寝室などに分けて 使用でき便利です． しかし，テントを張っての宿泊では，注意しなければならないことがあります．国立公園内など全面的にキャンプを 禁止している場所が多いですし，一般の行楽地などでは，他人の邪魔にならないように十分に気をつけることです． 以前，山奥だからと，林道にテントを張って運用していた人達を目撃したことがありましたが，これは言語道断です． 最低限，一般常識程度のマナーは守りましょう． 本格的な移動サービスやコンテスト参加のスタイルです． ● テ ン ト ・ サ イ ト で 楽 し も う 最近は，オート・キャンプが大はやりです．全国各地に数え切れないほどのオート・キャンプ場があります． それでも毎年，新しいオート・キャンプ場がオープンしているという人気の有り様です． キャンプ場というのは，屋外での生活を快適に楽しむための施設ですから，アマチュア無線が楽しめる眺望の良い高台に 位置するようなキャンプ場の数は多くありません． こういう場所でのアマチュア無線は，仲間やファミリーの連絡用やキャンプをエンジョイするためのひとつの手段としての 使用方法が一般的といえます． テント・サイトからの移動運用は多くの局へのサービスというよりも，「手軽にアマチュア無線を楽しむ」と言う言葉が ぴったりでしょう．  彼女とディ・キャンプ？と移動運用． 今の移動運用の主流のスタイル （ペディション・デー参加者のスナップより） ● 最 後 に キャンプといっても，いろいろな楽しみ方がありますが，移動運用とキャンプには，「屋外で楽しむ」という共通点があります． 毎年７月の最終土日は，移動運用を楽しむハムの日「ペディション・デー」も開催されています． 屋外からアマチュア無線を楽しもうというアウト・ドアの祭典です． この機会に移動運用を体験していただいてはいかがでしょうか． また，暖かい季節のみならず真冬だってキャンプが大はやり，通年営業のキャンプ場も増えてきました． しっかりしたキャンプ場のみが生き残れる戦国時代に突入と言えるでしょう． そんな今が旬です． 設備の充実したキャンプ場を選択して，皆さんなりに，四季を通して移動運用をキャンプで楽しんでみませんか． アウト・ドア推薦 無 線 の 楽 し め る キ ャ ン プ 場 大洋カントリーオートキャンプ場 のどかな田園地帯のオートキャンプ場，１区画が８０㎡以上のゆったりサイト 海水浴も水着のままで行ける． 生活設備も充実．水洗トイレ，温水シャワー．ＡＣ電源もあり、東関東自動車道の潮来インターより約４０分 無線装備の貸し出しもあり，アマチュア無線が楽しめます． 親切丁寧にアドバイスしてくれます． 〒３１１－２１０１ 茨城県鹿島郡大洋村大字青山字新田１１０５－１ ℡０２９１－３９－５２１２  
仲間同士，楽しいキャンプと移動運用 病み付きになってしまうアウト・ドア・クッキング． (ペディション・デー参加者のスナップより） とても楽しい，とても美味しい？ |
トップページへ